不捨室雑録

僧侶志望の大学生が綴る日々の記録。 趣味の陶芸や大好きな仏教について、 まあるい頭で考えたことを書きとめていきます。 古い記事はこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/haganbisyou

2008.08.29 00:33 | | トラックバック(-) | コメント(-) |
あー、また今日卒論みてもらう予定だったのを延期してしまった。
まとまんない。まとまんない。
断片的メモはすこしあるけど、文章にならない。
あーーー。
今書けてるのを試みに足してみたら10000文字ちょっと、
目標の1/4。
あと一月しかないよー。


藤田あつ子って人の漫画が面白い。
線が綺麗で、時代設定が昔の斯那で、
人がかわいくて、ストーリーがさらり。
こういうマンガは好きだ。陰陽師の岡野玲子さんとか。
普段あんまり読まないのに。
単行本あるかな。



夕方まで昼飯も食わず図書館の地下にもぐっていた。
日が暮れて外に出ると土砂降りであった。

帰ってぬるい風呂に入っていたら猛然と眠気が襲ってきた。
明日は土曜だから卒論を少しは進めないといけない、
そう思ったが、今から寝たら夜中に起きるだろう、
起きてしよう、と思って寝た。

夜明け前から起きて何かするのは、
強制されてでないなら、なかなかにたのしいこと。
静かだし、なんか秘密めいていて、いい。
夜が明けきる6時には、
窓を開けていると護国寺の鐘が
ちいさく、ながく、とどいてくる朝もある。
近くの古本屋さんの前を通ったら、
そういえば、百鬼園随筆が読みたかったんだ、
と思い出して手に取った。
正・続。外には文庫本が30円だったので、
表題の讃岐典侍日記もついでに。
戦前のほんで、表紙は右から記日侍典岐讃。

堀川天皇の崩御を悼んだ廷臣たちが
「障子などなゐ(地震)などのやうに
 かはかはとひきならして(うろおぼえ」
悲しんだというあたりが妙に印象に残っていた。

久しぶりに読んでみると、崩御の描写、
ぎりぎりに戒を受けたり(おそらく重受)
馴染みの僧と声を合わせて法華経を誦したり、
御筆の大般若が二間(宮中の仏間)にあるのを
思い出したりという信仰のご様子が拝される。

それにしても絶命の間際に法華経を誦するなんて
ふだんからよほど親しんでいないとできない。
昔の人の信仰世界というのは豊かだったんだな。

休日。昨日も創立記念日だとかで連休。
友人は比叡山の堂入り(出堂)に行ったという。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007101300073&genre=J1&area=S10
いいなあ。ちょうど連休なのにそんなこと考えてなかった。

今朝は早起きして坐ってみる。いつもよりながく。
こういうのはできるときにしておく。
恥ずかしながら毎朝はできてない。

秋晴れの日の少し寒い朝は気持ちがいい。
呼吸がからだの奥まで入ってくる気がする。



最近よく使っている香は
ニンマ派の僧院で作られているとかいうので
日本のよりおおらかな香り。
京・阪で作ってる緻密な線香もいいが
たまにはこういうのもいい。
2限だけだったので帰宅。


仏教オタクとしては、こうしてぱそこんいじりつつ
机の片隅の香炉で香をたくときでも
供養雲海クヨウウンカイとか三輪清浄サンリンショウジョウの観想は欠かせない。

まして香を捧げるときはなおさら。

(三輪清浄はここにちょろっとでてます。
 丸投げ ポイッ ( ̄  ̄ )ノ⌒~
 http://www.bukkyoclub.com/fuse.htm)

要はモノも供養する人もされる人も空だってこと。
虚無でも実体でもないこと。
本質は空である諸尊に、本質は空である香を、
本質は空であるあたしがささげます。という観想。

水鳥のゆくも帰るも跡たえて されども道は忘れざりけり
というこころ。


香華をささげるときの観想を詩にまとめた「供養文」↓
(声明曲もあるよ)

願此香華雲 遍満十方界
供養一切仏 経法並菩薩
声聞縁覚衆 及一切天仙
受此香華雲 以為光明台
広於無辺界 受用作仏事

いま献げる香の煙が五色の雲となって広がり
あらゆる覚者をよろこばせ
光となって世界中で法を説きますように。

ああ、なんと華麗で奥深い仏教わーるどw
語ってたらお香がみんな燃え尽きてしまうw




さらにマニアには
実相周遍法界海云々という上船の伽陀というのもあるけど
これはひ・み・つ。

お彼岸の中日、とその前日、ふと思い立って
阿弥陀経を書いてみた。
憶えるためのテキスト作りもかねて。

墨よりはなんか他のがいいな、色で書こう。
そういえば大学の某部室に磨れば書ける彩墨があったはず、
と取りに行ったけどいろんな都合で入れず。
絵の具を買いに行くと近くの小さな文具屋さんは休日で、
結局起筆が夕方になった。

写経用紙、という大きな薄和紙に界線(罫)を
刷ったのも出回っているけど、
なにも写経用紙でないといけないわけじゃない。
今回は少し厚口の半紙に空界クウカイを押し、糊でくるくると継ぐ。

空界とは、いわゆるヘラ押しの罫線。
重ねて押せば一発で作れるから、古い写経にはよくある。
あるいは僧院内で坊さんが勉強のために実用本位で書き写す
次第とか論議の本に多い。
平家納経なんかのキンキラの装飾経とはちょっと違う
渋好み実用本位の体裁。


そういえば阿弥陀経には極楽浄土の宝池が出てくる。
極楽はプール付きなのだ。しかも宝石づくり。

  極樂國土.有七寶池.八功徳水.充滿其中.
  池底純以.金沙布地.四邊階道.金銀瑠璃.玻リ合成.
  上有樓閣.亦以金銀瑠璃.玻リ.赤珠碼碯.
  而嚴飾之.(乃至)極樂國土.成就如是.功徳莊嚴.

まだ暑い日だったので、藍色をもって書くことにした。
宝池の波になぞらえて。



数行目から文字の大きさが変わったり上下が揃わないのは
お見逃し願いたい。




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